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あほ犬日記 blog


by ahoinu_diary

5/13(水)

酒を抜いて帰ったので映画を観る。なんだかんだで、週5本くらいは観ているのだが、今日は「ホワイト・ライ」という映画。グレゴリー・ハインズ主演なので買ったのだが、原作がサミュエル・チャーターズだったのでビックリしてしまった。サミュエル・チャーターズは、大御所のブルース研究家だが、小説を書いているとは全く知らなかったぞ。ニューヨーク市長の秘書をやっているインテリ黒人がグレゴリー・ハインズ。ある日、彼の元に差出人不明の郵便が届き、中には木の枝から首を吊ってぶら下がる黒人とそれを囲んで並んでいる白人達の記念写真が入っていた。色々調べると、その「奇妙な果実」は彼の父親だった。なぜ、父親はこうなったのか。それを探るためグレゴリーは南部へ向かう。と言う話。警察署長役でビル・ナンも出ている。「Do The Right Thing」のラジオ・ラヒームね!監督のビル・コンドンと言う人が気になって調べてみたら、なんと「ドリーム・ガールズ」の監督でした。彼はカミングアウトしたゲイだそうで、「ゴッド・アンド・モンスター」「愛についてのキンゼイ・レポート」といった作品では、それに関した題材を扱っているらしい。「ゴッド・アンド・モンスター」気になります。ゲイが差別問題の映画を撮るのもわかるし、ミュージカルを撮るのもなんとなく納得ですな。「ホワイト・ライ」の一見ハッピーエンドのラストで、実はまだまだ差別問題は終わっていない事を示すかのような子供の表情が印象的。DVD化されてないし、観るのは困難かも・・ですが・・・。
by ahoinu_diary | 2009-05-15 23:41 | 2009.5