6/1(火)
2010年 06月 23日
大阪までソロモン・バークを観に行く。久々の近鉄だ。会場のナンバHatchiは、はじめていったのだが、見やすいし音もよかった。まずコーリー・ハリスは、初めて聞いたが、確かな技量と誠実そうなプレイで、舌を巻く。そのあと、急病で来日できなかったバーナード・アリソンに変わってジョー・ルイス・ウォーカー。こちらも、なかなか熱の入ったいい演奏だったような気がするが、今となっては全く印象がない。とにかく、ソロモン・バークが出てきたとたん、すべてがふっとんじゃったんである。映画「Lightnin' In The Bottle」の中で、圧倒的なステージを見せていたのが2003年。あれから7年経って、御年70歳である。映画で見る限り、圧倒的な声量と、説得力は衰えていないんじゃないかと思っていたのだが、そんな頭で納得していたイメージなど、現実の目の前で歌っているソロモン王の声一発に、一瞬でガラガラと崩れ、打ちのめされ、ひれ伏し、訳がわからなくなってしまった。ソロモン・バークはバケモノだった。無茶苦茶だ。巨漢の相撲取りのように太っているので、足は悪いらしく、終始座ったままだったが、信じられないくらい声が出る。あの音圧感は、生で聞てもらわないことには、伝わらないと思う。世の中に、こんな信じがたい声をした奴がいるのか!サム・クックなんかと一緒に、ソウルミュージックの最初期からヒット曲を飛ばしていた人である。普通なら、衰えて全盛期の見る影もないけれど見れるだけでありがたい、というような人だ。なぜに衰えないのだろう。やはりバケモノとしか思えない。久しぶりに、けた外れなモノを見てしまった。
その後、水島や河合と、京都へ移動して、どんどん飲む。誰もバケモノ・ソロモンの話はしないけど、多分思いは一緒。「凄かった」の一言しかないのだもの。
その後、水島や河合と、京都へ移動して、どんどん飲む。誰もバケモノ・ソロモンの話はしないけど、多分思いは一緒。「凄かった」の一言しかないのだもの。
by ahoinu_diary
| 2010-06-23 23:29
| 2010.6