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あほ犬日記 blog


by ahoinu_diary

4/22(火)

「blues the butcher 590213」に、ゲストで近藤房之助が入るというライブが、ジロキチであるというので、東京へ行く。神戸ウインターランドの橋川氏と、新幹線で乗り合わせて、せっかくだからまだ行ったことのない、ベースの青木智仁さんの墓参りもしようとなった。
 青木さんの墓は、墓石にサインが掘ってある。ローマ字のサインだ。どうやら、最近の墓は、僕が知ってる普通の墓と、どうやら感じが違うのだ。直方体の墓石に戒名が書いてあるという、普通のモノが少ないのである。青木さんの墓石は、全面が丸みを帯びて、後ろに向かって弧を描くようになった石版だった。他の墓を見回すと、「愛」とか「絆」とおおきく書かれたようなものも多く、墓と言うより、なにかの記念碑みたいである。
 東京へ出てきて、結婚をした。やがて子供も巣立ち、年老いて死んでしまう、となった時、カミさんや子供達が、暮らしたこともないダンナの故郷の墓に入るのはゴメンだと思うのは、当たり前だ。そして、東京に自分たちの墓を作る時に、僕もそうだが、墓が子孫代々受け継がれていくなんてことも考えないのだろう。ある意味限られた、その家族や、周りの人たちの中だけで収束する、狭い範囲での「愛」とか「絆」を感じてしまった。
 なんだか、墓参りに行くということの意味が、微妙に違っていくのだろうな、と思いながら歩いていると、ひときわ目立つ、超弩級の墓石に出くわした。横1メートル、縦1.5メートルくらいの、ハート型の墓石!なをかつ前面に大きく三段組みで「好きさ 好きさ 好きさ」と赤い文字が踊っている。こりゃ、なんじゃぁ!と駆け寄っていくと、墓石の下の石版には、両手にドラムスティックを持ちながら、左手は耳を押さえ、右手をこちらに真っ直ぐ突き出した、男性の絵が彫ってある。そうですっ!!アイ髙野さんの墓だったのであります。う〜〜ん。こうなると、また意味が違ってくるなぁ。どうなんだろう・・・。とりあえずは、アイ髙野の墓を見つけて、なんだか嬉しかった僕なのでした。
 墓参りを終え、高円寺へ。一部はblues the butcherでの演奏。TOKUZOでの演奏も、リラックスした空気は感じるが、やはりジロキチだと、ホームへ帰ってきてやっている感じが強い。倉本や、藤倉、川田さん達と入り口近くで飲みながら、こちらものびのびと聴く。二部で、房之助登場。まず、ホトケとDUOから始まるが、いきなり歌詞を忘れて大笑い。そして、バンド演奏へ突入、両ボーカルそれぞれが、さすがのムードを漂わせ、たっぷり満足のステージだった。
 じつは、今年の9月でTOKUZOは10周年を迎える。一年間の連続企画でなにかやりたいと思っているのだが、その初日を、この日のメンバーでやる予定なのだ。見ていて、この日のように、blues the butcherに、ゲスト房之助という感じじゃなく、もうちょっと違った形でやれたらと思ったので、提案してみよう。どうなりますやら・・・、期待してください!!
by ahoinu_diary | 2008-04-30 00:03 | 2008.4