カテゴリ:2013.04( 20 )

4/29(月)

小川美潮 フ・タウタフ[小川美潮(vo)葛岡みち(vo)渡部沙智子(vo)吉森信(p)大川俊司(b)小林武文(dr)]だったが、ベースの大川君が先月亡くなってしまって、ベースレス。音の印象だけで言えば、何かが足りないとかは思わない。というか、そう言う問題ではなく、美潮が凄かった。フロント3人のコーラスでやっていることが、とても見えやすく、3つの声のあやで微妙に音楽の温度や湿度が変わってゆくのがわかる。とか言う問題よりも、美潮が凄かった。終わってから飲んだが、ちゃんとしたことは何も言えず、酔っぱらってくだらない冗談ばかり言って、散々お茶を濁すばかりであった。そんな僕を尻目に、全くもって美潮は凄かった。素晴らしい、歌。もう、ほんとうに!!
by ahoinu_diary | 2013-05-05 21:12 | 2013.04

4/28(日)

店の照明を徐々にLED化しようとしている。まず、客席カウンターのダウンライトは交換済み。現状の埋め込み式器具に、可変化のビーム型ハロゲンを付けて、色がイマイチなのでそこらへんの物をフィルターにしてみた。まずまずである。次にやろうとしているのがカウンター中のダウンスポットと、カウンター側の壁を照らしている、レール装着型のライトなのであるが、これは電球がLEDには交換不能のハロゲンを使っているので、器具ごと変えなければいけない。どこかで中古を調達してこなくっちゃね。どこかに、店舗用照明器具の中古品を山のように売ってるところ知りませんかねぇ。得三を造るときに、散々お世話になった改装業者の友達の仕事内容が、今はちょっと違うみたいで、そこからは入ってこないんだよね。それが終わったら、客席に手を入れます。こちらは、さらにちょっとした工事が必要になるかも。問題は色だよなぁ・・・・。
by ahoinu_diary | 2013-05-05 21:12 | 2013.04

4/27(土)

「数学の演奏会」森田真生(独立研究者)。森田氏は最近、遂に自分の研究課題が決定的になったようで、頭が爆発しそうになるくらい考えっぱなしのようだ。突然、訳のわかんない感じで発作のようなモノが起きるのだそうだが、大丈夫なんかいな。
 森田氏が、毎回紹介するのが、岡潔という数学者の事なのだが、本日は動く岡潔を見せてくれた。何とも言えず、かっこいい。「数学の演奏会」を観るのは3回目で、今までの僕は、判らないけど何だか面白いといった印象だったのだが、3回目でなんとなく漠然とイメージが見えるようになってきたかもしんない。
 森田氏は京都に住んでいて、哲学の道を散歩しながら考えるらしい。僕も店にいると、色んな用事や電話や人が攻めてくるので、頭を整理したいときには散歩に出かけたりする。ニタニタ笑って歩いていたりするので、目撃者は知り合いでも気味悪がって声もかけてこないのが、好都合。そんなとき、僕のような適当な奴でも、時々信号を意識して無くてクラクションを鳴らされたりするのだが、森田氏は大丈夫なのか。哲学の道って、信号有るのかぁ??
by ahoinu_diary | 2013-05-05 21:11 | 2013.04

4/24(水)

知久寿焼×U-zhaan。これは、思いもよらぬ不意を突かれた組み合わせで、聞いたときから随分楽しみにしていた。うまくいく予感は充分です。知久君の歌は、平易な言葉にもかかわらず象徴的に聞こえたり、シュールだったりするのだが、歌唱と声にとても実在感があると言う印象。そこにU-zhaanのタブラが、また別の世界観を演出するわけだが、知久君は、そこに埋もれることなく、気持ちよさげに泳ぎ切る。ステージ上のやりとりも、二人の相性の良さを感じる。二人の名前で、漠然と予感していた通りの展開だったが、予想していたより全然よかったぞ。また、やってくんないかなぁ・・・。
by ahoinu_diary | 2013-05-05 21:11 | 2013.04

4/23(火)

昼に「リンカーン」を観に行ったのだが、僕はやっぱりスピルバーグって駄目ですね。何年か前の正月にテレビで「ET」を観て泣いた事があったが、あれは、僕が宇宙人には感情移入しなかったからだと思う。題材が、黒人とかユダヤ人とかのホモサピエンス絡みだと、作り手のご都合主義につっこみを入れたい衝動で、頭が満載になって、全然楽しくありません。僕だけかなぁ・・・。
 夜は早めに帰って、昼見損ねた「あまちゃん」を観る。カミさんに、一生懸命朝ドラを観るのは「おはなはん」以来だ、と言ったら、彼女は「おはなはん」を知らなかった。樫山文恵じゃないですかっ!小学校低学年の僕が「おはなはん」を好きだったので、プロレタリア演劇をかじっていた父親が、名古屋まで民芸の「アンネの日記」を観に連れていってくれたのを憶えている。樫山文恵は民芸だったのですね。ロビーに宇野重吉がウロウロしていて、父親は色めき立っていた。 いかんいかん、話がそれた。本日の「あまちゃん」で、片桐はいりが飲んでいた瓶ビールが赤星だったんだよね。と言うのが言いたかったのです。NHKなので、ちゃんとは見えなかったが、チラッと垣間見えたあのラベルはサッポロラガー、通称赤星。うまいっ!そう言う細かいところも気になるねぇ。
 「あまちゃん」は15分で終わってしまうのでDVDを一本。「ゾンビ大陸 アフリカン」じゃ。これは拾いもんでした。ま、「リンカーン」なんか足下にも及ばないほどご都合主義で、脈絡も伏線もかなりテキトーなんだが、ギャハハギャハハと無意味に盛りあがっちゃうんだよねぇ。一応ストーリーはあるけれど、とにかくどこまで行ってもゾンビしかいない状況で、アテもなくアフリカ大陸を逃げ回るだけである。砂漠の真ん中で、食い物はおろか、水もガソリンも無いところに、何故かゾンビがうじゃうじゃいるのである。最近のみたいに、素早くない、昔ながらのノロノロゾンビ。前半は、一人で逃げ回っているので、出演者は主人公とゾンビしかいない。ということは、20分くらい台詞が一切無いのですねぇ。途中で相棒が出来て二人で旅するようになると、突然ロードムーヴィーみたいになって、登場人物の過去と向かい合ってみたりするのだが、その話が一段落するのをちゃんと待って、ズリズリとゾンビが出てくる。でも、オープニングなんかは、おおよそゾンビ映画とは思えない、印象的な砂漠の大地の映像が美しかったりするんだよね。おっかしいっすよ。暇つぶしにはサイコーです。
by ahoinu_diary | 2013-05-05 21:11 | 2013.04

4/21(日)

久々のunbeltipo[今堀恒雄(g)ナスノミツル(b)佐野康夫(ds)]。このバンドをはじめた頃は、なにがどうなってるのかサッパリ訳がわからん感じで、その混沌を楽しむには結構な体力がいる感じだったが、最近はストレートに楽しくなってきた。結局、バンドメンバーが見えている、実際の音には出ていない共通のものというのが、僕には見えていなかったのだよね。今は、何となく見えるような気がする。3人だけに通じる言語のようなものを、時間をかけて練り上げていこうというような事をやっているのだろうと思うが、演奏自体も、それが見えやすくなってきてるような気がする。やっと言語が出来てきたと言えるのかもしれないな。なんちゃって、全然的外れかも知れませんけど・・・。
by ahoinu_diary | 2013-05-05 21:10 | 2013.04

4/20(土)

朝方テレビを付けたらメジャーリーグの中継をやっていた。ヤンキース対ブルージェイズ。イチローも調子が出てきつつあるのだが、僕が気になったのはブルージェイズの川崎。大リーグに昇進して一週間経ってないくらいだと思うが、いつのまにやら、川崎はトロントで、えらい人気者になってるようだった。なんでまた、お客さんが、川崎のことを好きになっちゃったのかというのは、試合を見ているとよくわかる。守備から帰ってくるときも、ベンチで声を出しているときも、さらには交代して引っ込んだ後までも、ヤツは一人だけ、まるで優勝決定戦みたいに張り切っているのである。ベンチのムードを、川崎一人がガンガン盛りあげている。他の内野手の倍はエネルギーを消費しているだろう。のべつ何を叫びまくっているのかというと、バッチリネイティブな日本語で「ホットケホットケェ、外はホットケ〜ッ」と言っているのであった。もう、一挙手一投足にお客さんが喜んでるような感じさえある。バッターボックスに向かうときなんか、4番バッター並みの拍手の量だもん。9番なのに・・・。こういう選手はいいねぇ。野球を見るのが、俄然楽しくなる。トロント・ブルージェイズはカナダ唯一のメジャーチーム。ということは、カナダ全土のホームチームみたいな感じが有るのだろうか?だとしたら、川崎はカナダの、国民的愛すべきガイジンになっちゃうのかもしれないな。ボビー・オロゴンみたいな立ち位置。
by ahoinu_diary | 2013-05-05 21:10 | 2013.04

4/19(金)

糖尿病薬の治験話第3弾である。大体、この話を持ってきたのが小埜涼子だというのは前に書いた。まぁ微妙にというか、絶妙に胡散臭い女ではあるのだが、奴もアレルギー薬の治験を受けていて、二人は売血兄妹と言っても過言ではない。
 治験をやってみて思うのは、僕のように仕事時間をきっちり規制されていない人間は、一日3回ちゃんと薬を飲むのは、なかなか難しいということだ。というか、一日3回飯を食うという習慣が無いのである。昼に起きて、家で一回飯は食う。これは、よほどの二日酔いで無い限り食うのだが、後はテキトーに腹が減ったら何かをつまみ、夜はちゃんとまかないを食うときもあるが、店で飲み出しちゃったら食わないし、どこかへ飲みに出たら、たらふく食っちゃうときもあるという感じで、ようするに基本は食いたいときに食いたい物を食いたいだけ食うというスタイルで来ているのだ。ここ40年近くは、規則正しくしないという規則に従って生きてきたのである。まがりなりにも治験という行為で金を貰っている限り、頑張って一日3回飲むようにしているのだが、最近はボケも入ってきているので、薬を飲んだかどうだかさえ覚えていなかったりして、二週間で3袋薬が余ってしまっている。しょうがないよね。今日は焼き肉でカロリーが高くなるので、二袋飲んじゃえぇいっ!なんて思っちゃう。
 なんて、なんだかんだ言いながら結構楽しく薬を飲み続け、一ヶ月に一回病院に行き採血をするのだが、採血前8時間は水しか摂るなと言われていて、朝起きてから何も食わずに採血に行くので、昼過ぎに検査を終えてピラッと五千円札を一枚貰うときには、大層腹ペコだ。腹ペコで不労所得五千円を手にすると、なにか美味いモノでも食ってやろうかという気になるんだよね。鰻食っちゃったり・・・・。そんな話を涼子ちゃんとしていて、不労所得で一回一緒に飯でも食おうということになっていたのだ。
 その小埜涼子が、随分前から一宮の「山力」という焼き肉屋の素晴らしさを力説していて、いつか行きたいとは思っていたので、これを機会に重い腰を上げて行ってみることにした。「山力」は、とにかく安くて、いつもお客さんが並んでいるという。うまいとは言うのだが、何が美味いかと聞くと、味はみんな一緒なのだそうだ。カルビとレバーとトンチャンの味が一緒だということか。同じだったらトンチャンだけを食っていれば安いのではないか。結局、何を言っているのかよく判らないのだが、百聞は一見にしかずだ。今日、確かめるっ!!というわけで本日は、「売血兄妹、一宮までハイウェイを飛ばして焼き肉を食いに行くの巻」、なのであった。
 涼子ちゃんは酒を飲まないので、ちゃんと帰りも運転してくれる、便利な奴でもある。高速で一宮まで行って「山力」に着くと、店の周りは、はすでに焼き肉の匂いが充満している。駐車場に車を止め、店内へ。4時半の開店直後なので、まだ店内は満席ではない。6時くらいには、駐車場の車の中で、番号札を貰って空席を待つお客さんが多数待機するのだという。たいていの人は、焼き肉を食うとなると、昼から腹を減らして行くと思う。僕だけかなぁ??だって、せっかくの焼き肉だ。「空腹」という、万国共通、史上最高の調味料で食いたいではないか。腹ペコペコでやって来て、焼き肉の匂いが充満する駐車場で、順番を待つというのは、きっと地獄の責め苦にちがいない。ならば、その後の焼き肉は、天国の味わいとなるはずで、それを味わってみたい気もちょっとするが、まぁ、並ばず入れた方がいいよね、普通。
 さて、店内だ。昭和の労働者が、ニッカポッカに丸首グンゼシャツでトンチャンを食っていてもおかしくないような、木造の素っ気ない平屋造りで、土間に4人がけのテーブルが4つ、小上がりには4人用テーブルが6つ、後は、小さめのカウンターがある。蛍光灯でパッカンと明るい店内は、あちこちのテーブルからモクモクと無造作に煙が立ち上がり、それらが店の壁にある換気扇からドバッと外に吐き出されるというシンプルな換気システムで、冬にセーターなんか着ていった日には、以後三日三晩セーターの香りで白米が食るような状況になると思われる。とんちゃん150円は、量も鮮度もバッチリ。カルビは600円しなかったと思うが、和牛だよな。ちゃんと和牛だと思う。僕は瓶ビール、涼子ちゃんはどんぶりめし大。あとレバー、コブクロ(これがコリコリでうまい!!)、かしわ、もう一回コブクロと頼んで、僕は焼酎が無いので酒を一合飲んだ。キャベツは食い放題。大満足で二人で4000円しなかった。涼子ちゃんが「全部同じ味がする」と言ったのは、ガッツリ甘くてにんにくも投入されている揉みダレが濃いのであった。付けダレいらないくらい・・・。
 かねがね、食い物屋は持ち家で家族経営の店に勝てる店は無いと考えている。多分「山力」もそうだと思う。とにかく、食ってるうちから、笑いっぱなしで、100円あたりの多幸感は、相当なものであった。また来たい。しかし、小埜涼子はよく食うなぁ。燃費悪いぞ。
by ahoinu_diary | 2013-05-05 21:10 | 2013.04

4/18(木)

Jim Kweskin and Geoff Muldaur。今月の2日にTim Eastonという人が来て、その時に、アメリカンフォークについてちょっと書いたが、この日は、60年代アメリカンフォークリバイバルの立役者とも言える二人がやってきた。二人は63年にデビューしたジム・クエスキン&ザ・ジャグバンドのメンバーだ。東京と大阪では、マリア・マルダー等も来日して、ばんどでやった。僕はそのステージを観ていないのだが、音楽の幅広さでいえば、二人の方が自由に色んな事が出来たのではないかと思われる。
 二日にやってきたTim Eastonと比べると、彼らはオリジネーターということにもなるかもしれない。確かに60年代、R&Rと言う音楽に意図的に社会的メッセージが反映された、そのオリジネーターではあると思うのだが、お手本にしたフォークミュージックというのは、戦前から有るわけで、彼らが最初やったことは、それらを60年代の若い人達に「紹介する」ということであったのだと思う。「紹介者」であった彼らが、いつの間にか自分たちの言葉とサウンドを持ち「表現者」となりオリジネーターとなったということだろう。ただ、最初「紹介者」であったということは、彼らが戦前アメリカ音楽の研究者の一面も持ち合わせていると言うことで、もっと言えば、コレクターだったりオタクだったりもするのである。
 そんな二人の年期の入ったコンビが、次から次へと繰り出す音楽は、白黒問わず幅広いルーツをかいま見せる。何度も観たジェフ・マルダーだが、この日の歌は今まででベスト。二人いれば、何時間でも無尽蔵に音楽が飛び出してくるような感じがした。僕はカントリーポップスみたいなのが生理的に嫌いで、みんなで「カントリーロード」なんてのを合唱されるとゾゾ毛が立つが、白人が山の中で歌っていた本当の労働歌みたいなものには興味があるし、ちゃんと聞いてみたいなとも思う。一曲、英語でもスペイン語でもない曲があって、ジェフはカリンバを弾いていたが、あれはアフリカの曲なのかな?
 深夜には、家に帰って「殺人調書Q&A」と言う映画を観た。この映画は人種問題が色濃く出てくる、腐敗警察問題のサスペンス。色んな人種差別がこの映画の一つの奥行きを作っているのだが、中で、白人だと思って付き合っていた女性の父親が実は黒人で、それを知ったときの男の態度で、人種偏見のない男だと思っていた相手に失望して別れてしまった女性の役をやっているのが、ジェニー・ルメットと言う人。見た感じでは、黒人かヒスパニックの血が入っていそうな感じの容姿で、白人だと思いこむのはちょっと、という感じなのだが、実際はどうなのだろうかと思って調べてみた。すると、ジェニー・ルメットはシドニー・ルメットの娘で、レナ・ホーンがおばぁちゃんだと書いてあるではないか。レナ・ホーンの孫っ!!そんな人がいるとは初耳だ。しかも、シドニー・ルメットの娘???どういうことなのか。
 時系列を追って説明するね。まずは、レナ・ホーン。1917年生まれ、2010年92歳で亡くなったジャズシンガーで女優である。10代からコットン・クラブ等で歌うようになり、40年代にはいると数々のMGM映画に出演する。数少ない黒人女性ハリウッドスターとして人気を博すが、人種差別に憤りを感じ、政治運動にも参加し出す。ハリウッドの赤狩りにもひっかかる一方、1947年ユダヤ系アメリカ人のレニー・ヘイトンと結婚。白人との結婚は、当時カリフォルニアでは許されておらず西海岸へ行って結婚したそうだ。当然世間から圧力を受け、パリへ移住して活躍するが、1963年、ワシントン大行進への参加を機会にアメリカに戻り復帰を果たす。二人は70年代にレニーが死ぬまで添い遂げる。ただ、彼との結婚は再婚で、その前にルイ・ジョーンズという人と結婚している。年代的に言うと、たぶんこの二人の娘がシドニー・ルメットと結婚したゲイル・ルメット・バックリーという黒人ジャーナリストなのであろうと思われるが、なんでまたバックリーなのかは不明。
 シドニー・ルメットに関しては、すぐに色々調べられると思うので簡単に。社会派の映画監督で、僕も5.6本は観てると思う。「質屋」「狼たちの午後」「セルピコ」「キングの報酬」・・あ、「ウィズ」もそうだっけ。「グロリア」も・・・。4回結婚しているが、ゲイルは3回目の妻で1963年から78年までだという。その間67年に生まれたのがジェニー・ルメットということだ。
 ジェニーは、目立った活躍をしている役者ではないが、脚本家でもあり、彼女が脚本を担当した「レイチェルの結婚」という映画が2009年に日本でも公開されていて、監督はジョナサン・デミ。「レイチェルの結婚」も観てみないといけないぜ。
by ahoinu_diary | 2013-04-21 02:32 | 2013.04

4/17(水)

〜やそ's Tokuzo Last Act〜「丁々発止〜其の弐〜」六栁庵やそ(唄・三味線) 仙波清彦(小鼓・打ち物)特別出演:杵屋彌十郎(唄)他。やそさんと仙波さんで、本格的に純邦楽をやる第2回目、そしてラスト。今回は仙波さんが3人若手の邦楽演奏家を連れてきてくれて、小鼓・大鼓・大皷・笛・三味線・唄となり、これで基本的なフルセットが揃うと言うことらしい。歌はやそさんの実の兄、杵屋彌十郎さん。どうだっ!ライブハウスで、本格的な純邦楽だぞっ!こちらも急ごしらえではあるが、二段の雛壇(って言っちゃっていいのかな?)を作って、赤い毛氈をひく。こんなに近くで、ちゃんとした長唄が聴けるなんて!!
 オープンハウスから、途中僕がライブの出来る店をやっていなかった期間もあるが、足かけ29年間やそさんのライブを愉しませて貰った。最初は「杵屋弥十介」、杵屋を返上して「三味線弥十介」、そしておかあさんの名前をとって「六栁庵やそ」と、その間三回名前を変えた。そこには、きっと邦楽界や家元制度等への、愛憎入り交じった感情もあるだろうし、僕などには決して判りようのない事が複雑に絡むのだろうが、それでも最後に、仙波さんや彌十郎さんの力を借りて、TOKUZOで純邦楽をやれたというのは、とてもよかったのではないかと思う。一匹狼で、あらゆるジャンルの人達と、三味線一本で対峙してきたやそすけの、ライブハウス最後のステージを、素晴らしいメンツの長唄で飾れたことをとても嬉しく思うし、僕自身も、35年音楽にかかわる店をやってきて、自分の店でこんな立派な長唄が聴けたことをとても誇りに思う。弥十介と言う人と知り合わなければ、絶対にこんな事は起こりえなかったであろう。感謝です。ライブハウスは卒業しても、またどこかへ聞きに行きますよ、やそさん。
by ahoinu_diary | 2013-04-21 02:32 | 2013.04